外壁塗装工事の一連の流れをご紹介します。

塗料の種類と特徴について詳しくはこちらをクリックしてください。

・外壁材:サイディング

2階建て築20年ほどの戸建て住宅です。
数年前にコーキングのみやり直しをされていましたが、劣化が激しくはがれ落ちている個所もありました。
コーキングの劣化に耐えらえず、サイディングが割れている個所もありました。

①足場組立


丁寧な工事をする為はもちろん、危険防止のためにも必要なものになります。高圧洗浄や塗装などの飛散で近隣の方にご迷惑をおかけしないよう、メッシュシートを取り付けます。
②高圧洗浄


外壁・屋根・ベランダ・通路等、丁寧に高圧洗浄で汚れを落としていきます。塗膜がしっかりと塗布できるよう、カビや藻、劣化した塗膜を念入りに落としていきます。
③ビニール養生


窓や室外機など、汚れてはいけないものをビニールでしっかりと養生します。
ビニール養生をしている間、窓を開けることができなくなりますのでご了承ください。
(エアコンは通常通りお使いいただけます)
④下地処理
別の現場の写真ですが、必要な時はケレン(さび落とし)などをして既存の塗膜を落とし、塗料の密着がよくなるよう下地処理をします。
⑤コーキング


サイディングの目地については基本的に打ち替えになります。その場合、既存のシーリングをすべて撤去しプライマー(接着剤)を塗布します。
シーリング材を目地部分に充填したあと、ヘラでならして仕上げ、1~2日乾燥させます。
⑥外壁塗装
塗料の補強と密着の為、建物の躯体にあった下地材(シーラー、フィラー、プライマー)を下塗りします。
下塗り剤が乾燥したのち、トップコートを中塗り・上塗りと2回塗っていきます。

 

通常、同じ色で塗っていきますが、色の発色をよくするために、中塗りと上塗りを別の色で塗る場合もあります。
トップコートには「シリコン塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」など様々な塗料がありますが
外壁の状態や素材、ご予算に応じて最適な塗料をご提案いたします。
※塗料には外壁材との向き不向きがあります。高い塗料ならどれでも長持ちする訳ではありません
⑦付帯部塗装


雨どいや派風板、軒天、雨戸などを付帯部といいます。
付帯部も外壁同様、付帯部の素材に合った下地処理をした後、下塗り・中塗り・上塗りをします。
⑧屋根塗装

屋根も外壁同様、高圧洗浄した後下地処理と下・中・上塗りをしていきます。
⑨竣工検査
 施工管理が厳しい目で隅から隅まで、塗り残し等不備がないかチェック、補修します。
補修が完了したのち、足場を解体・撤去します。
⑩完成